ラブライブ!スーパースター!!を語りたい!!!

ラブライブ!の歌詞を考察するブログです

Liella!『だから僕らは鳴らすんだ!』歌詞考察

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第5回Liella!歌詞考察『だから僕らは鳴らすんだ!
作詞:宮嶋淳子 作曲:藤井万利子 

 

今回はLiella!のデビューシングル『START!! True dreams』収録の『だから僕らは鳴らすんだ!』について語っていこうと思います。

(『Start!! True dreams』についてはこちらの記事にて考察しています) 

 

 1stシングル「私を叶える物語盤」に引き続き宮嶋淳子さん作詞の楽曲です。

スーパースター!!は畑亜貴さんと宮嶋淳子さんの二本柱でやっていくのでしょうか。これまでのラ!とはまた違った風が吹きそうで楽しみですね!

(そういえばアニメ挿入歌やNHK限定放送のリエラの歌でも宮嶋さんの名前がありましたね)

 

さて、この曲を聴いた最初の感想は花田十輝つながりで「宇宙よりも遠い場所」っぽいなぁ)音も歌詞も元気いっぱいだなって感じでした。

 

 YES! 宇宙の果てまで思いっきり

 足を鳴らせ! 手を叩け!

 気分はサイコー! 急上昇さ

 YES! 歌うんだ Wow wow wow wow

 

ってサビのパート、すかっと突き抜けた気持ちよさがあります。

気分はサイコー! 急上昇さ! ←ここ、楽しそうでいいですよねー

二番のサビ

 

 YES!引力の魔法でつながっちゃって

 ココロ鳴らせ! ララ はしゃげ!

 銀河の海 こえてゆけ!

 YES! あしたは Wow wow wow wow

 今日よりもさわがしいのさ

 

ここもまた元気いっぱいで「気分はサイコー!」です!

始まりは君の空』『START!! True dreams』に引き続きこちらの歌詞も引力、銀河と宇宙関連ワードが使われていることから”宇宙三部作”と勝手に呼んでいます。

Liella!は宇宙をコンセプトのひとつとしているのでしょうか。1stシングル、アニメOPシングルと続けて宇宙要素を入れてくるとなると(ギャラクシー!も宇宙)もしかすると、今後もなにかと宇宙っぽさを推してくるかもしれません。

 

では歌詞を最初から読み解いていきましょう。

 

 YES! 宇宙の果てまで響かせろ 僕らのおと

 

序盤からキーワード:宇宙が使われています。

宇宙って未知なる開拓地、人類のいどむ夢ってイメージありません? テレビアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」にてLiella!の五名は新しく設立された学校から最初の一歩を踏み出します。そこから先のことはまだ誰も知らない。どこか宇宙へ挑む人類の夢や希望と重なるところがあるように思えます。

 

 つまずいて泣きそうなときも

 がんばる自分を褒めよう

 負けてもいいさ いつか悔しさが

 踏みだすチカラになるから

 

このパート、伊達さゆりさん演じる澁谷かのんの挫折体験を彷彿とさせているようです。過去の悔しかった出来事を思い起こして、自分で自分を励ましているのでしょうか。

(歌唱は青山なぎささんが担当しているので、かのんだけの心情ではなく、葉月恋を含むメンバーそれぞれにも挫折や泣きたいときがあったとも読めますね)

 

同時にこれはLiella!から聞き手であるあなたへのエールともなっています。

筆者はなにか失敗してしまったとき、悔しさよりも自己嫌悪や罪悪感を覚えるタイプの人間なのですが、「悔しさ」ってとっても前向きな感情だと思うんです。

それってつまり、根底にはリトライしたい気持ちがあると思いません? だからこそ「負けても」それが「踏みだすチカラ」になるんです。

このスポコンっぽいメッセージ性がラブライブ!らしさなのでしょうね。

 

 さあいこう Let‘s dance! (アガれ Dan Dan!)

 輪になって やなこと忘れて笑おう

 

文脈から考察するに「やなこと」とは「つまづいて泣きそう」になった出来事やくじけた心を指しているようです。

輪になって踊って笑おうという歌詞からは、Liella!の五人が一緒になれば泣いていたことも忘れて「宇宙の果てまで響かせ」る「僕らのおと」が生まれてくる、そんな情景が浮かんでくるようです。ほんと、元気いっぱいでアガる歌詞です。

1番のサビについてはすでに触れているので2番に飛びます。

 

 本当の気持ちすなおに

 ぶつけてみたっていいんじゃない?

 勇気だせば分かりあえる日がくる

 信じて挑戦しようよ

 

このパート、筆者は勝手に葉月恋の心理描写だと思い込んでいます。

だって「勇気だせば分かりあえる日がくる」=いまはまだ分かりあえていない、ですよね。

現状メンバーと分かり合えていないといえば葉月恋のみですし、もしかしたら葉月恋って母親との確執があるのかなー、そっちの方面での「分かりあえる」なのかもなーとか。読者のみなさんはどう思います?

 

テレビアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」1話と2話で葉月恋は「スクールアイドル」と聞いただけで即座に「音楽科にはふさわしくない」と断言します。

ポジティブにしろネガティブにしろスクールアイドルになにかしらの思い入れがあることは確実です。さらに念押しで母親がスクールアイドルをよく思っていないと取れる発言もあるわけで、もしかするとμ`sやAqoursの例にならって葉月恋はスクールアイドルを目指して/憧れていた過去があるのかもしれません。

歌詞のワンフレーズだけでここまで妄想できるって、オタクは怖いなぁ!

本当の気持ちを素直にぶつけ」られない葉月恋(と仮定します)ですが、歌詞はさらに続き

 

 一緒にLet`s jump!

 星になって出かけよう

 

 YES! 引力の魔法でつながっちゃって

 ココロ鳴らせ!

 銀河の海 こえてゆけ!

 (一部抜粋)

 

です。いやーー、この曲、ほんと前向きで元気いっぱいですね。

分かりあえる日がくる」つまり未来形なので、現状は分かり合えていないわけで、それでも「一緒に」「星になって出かけよう」って誘うんです。

それぞれの心は「引力の魔法でつながっちゃって」る。友情とか絆とかじゃなく「引力の魔法」ってところがまた素敵なポイントです。

引力って物理法則なんで、自然と発揮されちゃうじゃないですか。運命じみた表現が、この曲の「宇宙の果てまで思いっきり 足を鳴らせ!」「銀河の海 こえてゆけ!」という歌詞に現れる”有頂天さ”や若さゆえの”万能感”、夢を追いかけるときの”どこまでも行けそうな高まり”を表現しているようで、筆者のお気に入りワードです。ここ、おすすめ。

ラストに向けて歌詞のテンションはさらに盛り上がっていきます。

 

 YES! ひかりの速さでかけぬける

 キミのおとと 僕のおと もっとハヤク! ハヤク!

 

ついに高まりは音よりもはやく光速へと到達します。すごい。

締めくくりはこうです。

 

 せーので!鳴らせばずっと終わらない

 僕らのそうハピネス!

 

つまづいたり、分かりあえなかったりと、しょげることだってあるけれど、「僕ら」が「せーので!鳴らせばずっと終わらない」って、めっちゃポジティブ!

どこまでも夢にひたむきな姿勢に胸が熱くなります。

テレビアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」のOPシングルに入っているだけあって、(アニメ世界において)これからのLiella!がどう変わっていくのかが示唆された元気いっぱいの曲だと思います。


と、いうことで。
だから僕らは鳴らすんだ!』については以上です。

ここまで読んでくださりありがとうございました!!それでは、また次回お会いしましょう!

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(繰り返しますが当ブログで行っているのは歌詞中心の考察です。歌唱やアニメーションを含めた全体の考察とは角度が異なるため解釈はこれに限らないことを注釈します)